必ず見つかる!?自分に合った介護の仕事!②
前回は直接介護にかかわる仕事を中心に、介護の仕事の説明をさせていただきました。
そして今回は、直接介護とは違った方向の介護の仕事について紹介します!
1.ケアマネジャー
ケアマネジャーは介護保険の在宅サービスの利用には必須の仕事です。
また、介護保険の要の仕事ともいわれており、重要な役割を持っています。
そのため、仕事をするのに資格を必要としており、その資格も取得は簡単ではありません。
●仕事の内容
ケアマネジャー、特に居宅介護支援事業所のケアマネジャーは、介護の計画を立て、計画通りにサービスが提供されるようサービスの調整などを行う仕事です。
具体的には、担当になった在宅の利用者様からの情報収集、必要なサービスの検討相談、サービス担当者会議の開催、居宅サービス計画の作成、計画の実施と調整などが主な仕事になります。
特に書類作成業務が非常に多く、他の職に比べ、パソコンの前に座っている時間も非常に長くなります。
利用者様に直接介護することはありません。
●大変なところ
パソコンでの書類作成業務が非常に多いので、書類作成が苦手な人には難しい仕事です。
また、作成した計画が予定通り実施できるように、利用者様やご家族、サービス提供事業所との話し合いの機会も多いので、髙い相談援助技術が必要になります。
また、医療的な処置が必要な利用者様が担当となった場合は、それなりの医療知識も必要となります。加えて主治医との連携も多くなります。
医者との連携は医療知識がないと上手く行えないこともあるので、そのあたりも介護職としては大変なところです。
●やりがい
ケアマネジャーの計画運営次第で、利用者様の生活は大きく変わります。
直接援助するわけではありませんが、自分の仕事によって利用者様の生活が良くなっていくことが、とても実感しやすい仕事です。
また支援には介護全般以外に、介護保険制度や医学的知識、住環境に関する知識など、勉強しなければならないことが沢山あります。
ケアマネジャーの仕事をすることで、介護職として大きくスキルアップすることができます。
2.相談員
ここでは、生活相談員について紹介します。
●仕事の内容
生活相談員の仕事は、利用者様やご家族との相談業務、サービス利用の受け入れ業務、地域との連携など、様々な連携や調整などを行う仕事です。
●大変なところ
相談援助が仕事なので、髙い相談援助技術が必要になります。
様々な苦情や要望なども受け入れる窓口となるため、かなり気を遣う仕事です。
また職員ですが、利用者様側に一番近いスタッフとして、常にだれよりも利用者様側に立った視点で仕事をする必要があります。
●やりがい
利用者様やご家族と関わる機会の非常に多い仕事です。
悩みや相談事を聞くことは大変ですが、それが解決した時一番に一緒に喜び合えるのが相談員のやりがいになります。
また地域との連携なども積極的に行うことで、自身の地域とのつながりも強くすることができるという良い面があります。
また地域連携を行うことで、自分の施設だけでなく、地域全体を考えた介護支援を考えられるなど、介護の視野を広げられる良い機会になります。
3.福祉用具専門相談員
介護の仕事には直接介護したり、介護の計画や相談に乗ったり様々な仕事がありますが、福祉用具の専門の相談員という仕事もあります。
●仕事の内容
福祉用具専門相談員の仕事は、福祉用具の専門の事業所に勤めることが多くなります。
仕事の内容は、利用者様に合った福祉用具の選定や、福祉用具の使い方の説明などを行います。
その他、生活住居の改善を行う際の手すりや福祉用具の助言なども行います。
●大変なところ
介護に加えて福祉用具や住宅に関する知識なども必要になるので、しっかりとした知識を身につける必要があります。
また住宅改修などは高額な金額がかかる場合もあり、苦情が出やすい仕事なので、慎重な仕事が必要になります。
また福祉用具の選定は、誤ると直接転倒などの事故につながることがあるので、そういった面でも十分慎重に仕事をする必要があります。
●やりがい
適切な福祉用具を活用することで、利用者様の生活が一気に改善されることも少なくありません。
自身の知識や経験が利用者様の生活改善にすぐにつながり、目に見えて対象の方の生活をよくすることができます。
また、直接の介護が苦手な方でも、福祉用具の相談という方向で介護の仕事にかかわることができます。
以上3つは、相談援助や計画作成など、利用者様やご家族を側面から支える支援役の仕事です。
介護の仕事選びの参考にどうぞ。